僕と日本と

大学院生の日々考えてること。デザインを学び、留学、そして就職へ・・・3日に1回くらい更新。

東日本大震災に関連して〜ボランティアということ

先日東北に行って、自身も被災した経験を持ちながらも、
東日本大震災の被災者支援をしているAさんに話を聞いた。

僕としては、ボランティアと言うと、このようなことを考えていた。
素晴らしいボランティアも継続できなかったら意味は薄れてしまう、
国から援助を受けたとしても、その援助が切れたらどうするんだ!?
継続するにはそれをビジネスにしなければだめだ。。。
しかしそれはあまりにもハードルが高い。。。

その気持ちを様々な経験を持つAさんにぶつけてみた。
すると、Aさんはこのようなことを言った。
「確かに継続しないボランティアは効果が少ない。
でもボランティアの中身を考えてみよう。
お金を払ってやることばかりがボランティアじゃない。
無理の無い範囲で継続すること。たとえば、
1年に1回だけだけど、必ず毎年会いに来る。
そう約束すること自体が、被災者にとって大変な力になる。
忘れないでいるよ、と伝えることが大切だし、今まさにそれが求められている。」

僕は自分の視点がなんて狭かったのだろうと思った。
自分にできることでいい。ただ続けること。
それ自体が忘れていないことを伝え、被災者の力になる。
お金ももちろん大切だけど、
上辺だけでない『絆』が必要とされている。そう思った。