僕と日本と

大学院生の日々考えてること。デザインを学び、留学、そして就職へ・・・3日に1回くらい更新。

日本に帰ってきて気づいたこと2

日本に1年ぶりに帰ってきて気づいたことその2は、
日本はとても便利な国だということ。
コンビニなんてのはその最たるものだと思うし、
電車の駅のシステム、電気機器などのUIもすごく使いやすい。
接客などの仕事をしている人が真面目に頑張っているということもその一部かもしれない。
何事もスムーズに進み、ストレスを感じにくい。(もちろん自分の母国だからということもあると思うが。)

ただ気になったのは、ひたすらに便利さだけを追い求めて、
自分たちも含め働いている人の幸せや、
生きている上で大切にすべきことは何なのか、
ということがあまり考えられていないのではないか、ということ。
イタリアでは例えば、家族と過ごす時間ということがとても大事にされていて、
優先順位がハッキリしてるように思えた。
それが日本では、みんなやっているし、とりあえず便利さを追求しよう、働こう、
というがむしゃらさが感じられた。
また、自分が何者か、という意識も希薄に感じられる。うまく言えていないかもしれないが。
歴史、文化、大切なこと、これらはつながっていると思うし、
理解しないと自分自身のことも分かってこない。
その分便利さ、発展のために何でも取り入れられる、という柔軟性もあるのだと思うけれど。

便利なのはいいけれど、少し足を止めて、自分たち自身が何者で、何を求めて仕事をするのか、生きるのか、
ということをもう少し考える時間があると良いのではないかと思った。