ヨーロッパにおける日本食について
ヨーロッパの人にとって日本食はどうなのだろうか。考えてみたい。
生の魚が苦手な人も少なくないし、日本の食べ物が嫌いな人もいる。
僕も何回かヨーロッパ圏の友達にいろいろ食べさせたが、なぜか大福が人気なさすぎて笑った。
ローマで食べた寿司
しかしここミラノでは日本食はとてもポピュラーな存在になっている。
日本食レストランが連立する通りもあり、多くの人で賑わっている。
まあ、お察しの通り、ほとんどが中国人経営によるものだ。
でも中国人経営だからといってバカに出来ないもので、値段は割と安い(食べ放題の店がほとんどで、昼10ユーロ夜15ユーロくらいで食べ放題)し、味が本物で美味しい店もあった。
こっちに来て僕が感じたのは、寿司ばかりがすごく有名になっているということだ。
寿司が大好きで自分の国では週2回は行っていたと語るトルコ人女性がいるなど、寿司について話す機会は多い。
しかし、それ以外の日本食を知っているか聞くと、日本に行ったことがない人は殆ど何も知っていない。
そして、日本人はみんな生の魚を頻繁に食べていると思われていると感じた。
別にそう思われていても構わないが、和食が世界遺産に登録されたということもあるし、日本食=生魚だけというのもなんだか寂しい。
自分もイタリアに来て知らないイタリア料理にもたくさん出会ったし、イタリア人が家族や友達と楽しみながら時間をかけて食事をとる姿など、素晴らしいものがたくさんある。
また、上に書いた中国人経営の店で日本食が正しく伝わっていかないのも良くないと思う。
もっと食文化についての交流を深める機会があったら良いと思う。
というわけで、明日は友達の家でお好み焼きを作ってきたいと思います〜
どんな評価になるか、楽しみです。
それにしても、元々好きだったものの、こっちに来てから食に対する興味がとても大きくなっているのを感じる。とりあえず日本に帰ったらイタリア料理を作って紹介できるくらいにはなっておきたいな。
おわり。